こんにちは!愛知県民、すーたろ(@sutarog)です。
この記事では、愛知県常滑市「やきもの散歩道」の魅力をご紹介します。

常滑やきもの散歩道って・・・
- どんなとこ?
- 外せないスポットは?
- おすすめの楽しみ方は?
- 他に近くで遊べるスポットは?

- 景色を楽しみながら、のんびり散歩したい
- かわいいカフェ・雑貨屋を巡りたい
- 陶芸体験をしてみたい
- 映画のロケ地巡り、聖地巡礼がしたい
読んだら、きっとおでかけしたくなるはず!
ぜひ最後までおつきあいください。
常滑やきもの散歩道ってどんなところ?

「やきもの散歩道」は、ノスタルジックな雰囲気を残した、焼き物の街の裏路地。
昭和の時代まで活躍していた「登窯(のぼりがま)」が印象的です。
知多半島の真ん中、西海岸寄りの海が見える街「常滑」にあります。
中部国際空港セントレアとは目と鼻の先、というロケーション。

道が細く、車通りが少ないので、のんびり散歩にはピッタリ。
基本的に屋外なので、お天気のいい時がオススメです。
公式の散歩コースマップを入手しよう

魅力あふれる散歩道ですが、昔ながらの路地なので、地図がないと正直迷います。
スマホで見たい、という方はこちらからダウンロードできます。
推奨コースが2つあり、Aコースは1.6 km 、Bコースは4km。
私的にはAコースがオススメ!
AのエリアとBの各拠点、道中あんまり見る物がありません・・・。
B拠点には、車やタクシーで移動しちゃいましょう。
この記事も、以降、Aコースのスポットをご紹介していきます。
常滑やきもの散歩道 外せないスポット8選

ここからは、「やきもの散歩道」公式推奨Aコースの中で、「外せないスポット」8つ厳選してご紹介します。
- 常滑の市街地を見守る巨大な招き猫とこにゃん
- やきもの散歩道のシンボル「土管坂」
- 焼酎瓶の口がずらりと並ぶ瀧田家前の美しい壁
- 懐かしくもフォトジェニックな煙突と登り窯
- 昔使われていた窯の中を見学
- かわいい雑貨店とパン屋がある「暮布土屋通り」
- 足湯につかって焼き芋やジェラートを堪能
- 通りに点在する窯元でお買い物&陶芸体験
①常滑の市街地を見守る巨大な招き猫とこにゃん

常滑は、日本一の招き猫の産地。
この招き猫は「見守り猫とこにゃん」と命名されていて、常滑市のシンボル!

パッと見に2メートル位あるかな?安全柵あって横には立てませんが・・・。
下の大通りから初めて見つけた時は、その大きさと唐突さに思わずビクッとしました(笑)
ちょっとだけAコースのルートを外れますが(徒歩数分)、マップにも記載あります。ぜひ会ってきてくださいね^^
②やきもの散歩道のシンボル「土管坂」

この散歩道の代名詞ともいえる坂「土管坂」。
ポスターになることも多いです。
東海圏で焼き物と言えば、「瀬戸物」で知られる愛知県瀬戸市、古田織部が残した織部焼で知られる岐阜県多治見市などが有名。
ただ、どちらも食器や花器といった比較的小さな製品。
対して、常滑で生産されてきたのは、土管や甕(かめ)といった大型の製品です。

散歩道を飾っているのは、常滑焼を代表する製品の中で、運悪く製品化できなくなったものを再利用したものだそうです。
あちこちで見られる左壁面のこれは、焼酎瓶の口。
口のすぼまった調味料を保存する用途の瓶は、ガラス瓶が普及するまで一般的だったようですね。
坂の上には、誰でも上がれる無料の休憩所もあります。すごく見晴らしがいので、天気がいい日は気持ちがいいです!


なんとも懐かしい感じのする、「田舎のじいちゃんちの縁側」みたいな雰囲気です。
こちらの休憩所では、景色を眺めながらゆっくりお茶を楽しむこともできます♪詳しくはこちらのサイトの記事をチェック!

-ザク×配当金で旅したい機械系バイヤーのブログ-
③焼酎瓶がずらりと並ぶ瀧田家前の美しい壁

江戸時代から廻船問屋を営んでいたという「瀧田家」(見学有料)。
その正面入口前の壁が、常滑焼の焼酎瓶で飾られていて、土管坂と並ぶ「やきもの散歩道」らしい光景です。
途中、こんな遊び心のある焼酎瓶も。

「ねこのへや」スマホのライトをかざして覗いてみて・・・
何が見えるか、ぜひ確かめてみてくださいね♪
④懐かしくもフォトジェニックな煙突と登窯

道中、あちこちにみられるのが、今はもう役割を終えた煙突と登窯。
「陶磁器会館」を起点にAコース順路を行くと、折り返しのあたりには特にたくさん見ることができます。
特にこちらの「10本煙突」と呼ばれる登窯は、日本最古で最大級。

すごく雰囲気、ありますよね^^

写真やスケッチが趣味という方には、いろんな構図、景色が楽しめます。
写真が趣味じゃない私も、思わずスマホのカメラでパシャパシャとって歩いてました。
なんだかちょっと外国のような雰囲気もありますね
⑤昔使われていた窯の中を見学

登窯広場にある「展示工房館」の、建物の中に保存されています。
「両面焚倒焔式角窯(りょうめんだき とうえんしき かくがま)」
なんか「鬼滅の刃」に出てくる技の名前みたい(笑)
大正期に作られて、昭和20年代に大改修、昭和50年代中頃まで現役だったそうです。

そんな長い間働いても、天井が朽ちたりしてなくてしっかりしててすごいなぁ~って感動します!

散歩道の壁に埋め込まれている焼酎瓶や、土管坂の路に埋め込まれてすべり止めになってくれているケサワ(土管を焼く時土管の下に引く台)。
もとの姿もここで見られますよ。
入場無料で、誰でも自由に見学することができます。
⑥かわいい雑貨店とパン屋がある「暮布土屋通り」

ここからはお待ちかねの食べる・買うのお話(笑)。
「暮布土屋通り」(くらふとやどおり)は、古い常滑焼の工房を改装してカフェ、パン、雑貨のお店が軒を連ねています。





ここ、なぜか「やきもの散歩道マップ」に載ってないんですよね。(21年12月現在)
マップの⑲~⑳の間、工房「晴光」さんのお向かいにあります。

お店の詳細は、サイト「暮布土屋通りお店案内」でも紹介されています。
おでかけ前にぜひ、チェックしてみてくださいね!
⑦足湯につかって焼き芋やジェラートを堪能


目玉は、土管で作る壺焼きの焼き芋と、土管を輪切りにした足湯。
常滑焼の代表製品、土管をフル活用してますね!

壺焼きの焼き芋が食べられるなんて貴重なんですよ!
これは、愛知県碧南市の有名な焼き芋専門店「丸じゅん」さんにお邪魔した時に、ご店主さんから伺った話。
壺焼きは遠赤外線でじわじわ熱が入るからすごくおいしくできる。
けれど手間も時間もかかるうえ、一度に作れる量が限られるから、実験的にやり始めたけど商売としては難しい、と。
暑い季節にはジェラートやドリンクもあって、季節ごとに美味しい物が楽しめます!

店の奥では、ドクターフィッシュに足の角質を食べてもらうサービスもやってました。
のんびり散歩の合間に、足裏をキレイにしてもらうのも一興ですね^^
お店のInstagramはこちらです♪
⑧通りに点在する窯元でお買い物&陶芸体験

この散歩道には、たくさんの作家さんが活動している窯があって、作品の販売や、陶芸体験をすることもできます。

ぶらぶら作品を眺めて歩くだけでもかなり楽しめます。
体験は予約が安心!時間に余裕をもって行きましょう。
ちなみに、車で5分ほどの場所にある「INAXライブミュージアム」でも、陶芸に限らず、いろいろな製作が、モノによっては短時間で楽しめるのでオススメですよ。
常滑やきもの散歩道 おすすめの楽しみ方は?

何度も足を運んでいる私から、ふたつ、ご提案です♪
映画を見てから足を運ぼう!

少し懐かしくて「絵になる」景色があちこちにあるこの散歩道。
映画のロケに使われたり、映画の舞台になったりしています。
作品を見てからでかけると「お!あのシーンに出てくるとこだ」という楽しみ方ができます^^
映画「泣きたい私は猫をかぶる」
略して「泣き猫」。アニメですが、まさに「やきもの散歩道」が舞台の映画です。
最近のアニメは、息をのむような背景美術が堪能できますが、このアニメもしかり。
アニメと実写の比較紹介動画はこちら!猫目線の「散歩道さんぽ」が楽しめます。
監督と、所属会社のプロデューサーが、偶然にもともに常滑出身という縁で決まった舞台。
土管坂休憩所でも、作品の紹介映像が流れていました。(2021年12月現在)
ロケ地巡り用のマップもあるので、自分の足で聖地巡礼を楽しむのも一興ですね♪
猫になれる仮面を手に入れた中学生の少女ムゲ(美代)が、白猫の姿になって、恋い慕うクラスメイトの賢人のもとに会いに行く恋愛ファンタジー。
人間のムゲにはそっけないのに、猫(太郎)の姿だと優しく接してくれる。猫の姿のままでいいと願ってしまったムゲ、人間の仮面を取られてしまい・・・
- 監督:佐藤 順一/柴山 智隆
- 声優:志田 未来/花江 夏樹/山寺 宏一 ほか
- 主題歌:ヨルシカ「花に亡霊」
- 製作:スタジオコロリド
映画「20世紀少年」
唐沢寿明主演で、2008~2009年に3部作で公開された実写映画。
物語の舞台が常滑というわけではなく、ロケで使用されています。
ノスタルジック=廃退的、という解釈でのロケ地選定だったんでしょうかね?
ちなみにこちら、漫画が原作で、作者は「YAWARA!」「MONSTER」などのヒット作を多数生み出している人気漫画家・浦沢直樹さんです。

私は浦沢マンガが大好きなので、これを読んだのを機に映画も観ました♪
やきもの散歩道、昭和の頃の過去のシーンに使われるのかと思いきや!!
この散歩道もきっと、ちょっと見え方が変わりますよ。
動画配信サービス「Hulu」でも配信されています。
いちご狩りをセットで楽しもう!(12~4月)

常滑市がある知多半島はとても温暖。
いちご栽培も盛んで、冬から春にかけてはハウスでのいちご狩りが楽しめる地域です。
以下のいちご農園は、いずれもやきもの散歩道から車で15~20分ほど。
12~4月なら、午前中にいちご狩りを楽しんでから、やきもの散歩道に足を運ぶのも楽しいですよ^^
どちらもネット予約可能。予約していくと安心ですよ
常滑やきもの散歩道 近隣の遊べるスポットは?

「やきもの散歩道」から車で5~10分程の範囲にある、遊べるスポットをご紹介します。
特に、ボートレース常滑は、2021年11月、すぐお隣に新施設「モーヴィとこなめ(キッズパーク・入場料300円)」「コミュニティパーク グルーン(多世代交流広場・入場無料)」がオープンしたばかり。
知育玩具で有名なボーネルンドが参画している施設。
ファミリーでおでかけなら、ぜひ立ち寄ってみては?
常滑やきもの散歩道 アクセス・駐車場情報
交通アクセス
名古屋へ飛行機でお越しの方なら、セントレアがすぐそばなので、旅の最終日に楽しむのもいいですね!
空港からは電車・バス・タクシーいずれでもアクセスできますよ♪
駐車場情報

名称 | 台数 | 平日 | 土日祝 |
陶磁器会館駐車場 | 約40 | 無料 | 500円/回 |
やきもの散歩道駐車場 | 約45 | 8時間300円 | 同左 |
詳しくはこちら
常滑観光協会ホームページ 周辺駐車場案内
陶磁器会館駐車場は平日なら無料!散歩マップもここが起点です。
逆に、土日祝は「やきもの散歩道駐車場」の方が安いです。
場所はAコースの順路19番最寄り。
スマホのマップで十分なら、19番を起点に回ればOKです。
まとめ

いかがでしたか?
- ノスタルジックな風景を楽しみながら散歩が楽しめる♪
- 外せないスポットは8つ
- 映画の舞台・ロケ地。作品を見てから行くのも楽しい!
- 12~4月は、近隣市町でいちご狩りも楽しめる
- セントレア、コストコ、INAXライブミュージアムなど、最寄りに遊び場もいろいろある!
常滑「やきもの散歩道」、ぜひおでかけしてみてください。
■■おまけ■■
やきもの散歩道は、中部国際空港セントレアから、車で10分、と目と鼻の先。
あわせて遊びに行くのもいいですね♪
コロナ禍で飲食店のラインナップに変更がありました!
セントレアにおでかけの方は、ぜひこちらもご参照ください。
