レコーディングダイエット、うまくいかない!
そもそも、食べたもの記録するだけで、本当にやせるの?
毎日の体重と食事を記録するだけでやせるという「レコーディングダイエット」。
「どうもうまくいかない」「効果が出ない!」とお悩みですか?
この記事では、40代にして62kgから12kgの減量に成功した筆者が、実体験ベースで以下を教えます。
- 記録するだけでやせるって本当?
- 思うように効果が出ないのはなぜ?
- 失敗の原因5選
実は筆者も、過去に何度も失敗しています
「失敗した過去」と「成功した現在」とを比較、徹底的に分析しました。
先に結論を言うと、「レコーディングダイエットでやせる」は本当です
この記事を読んでくださる方には、筆者のような「失敗による遠回り」はさせませんよ。
ぜひ最後までおつきあいください。
【読了目安時間:約3分】
- 158cm・49kg・体脂肪率22%
- 44歳の時、9ヶ月で12kgの減量に成功
- 学生時代から運動経験ゼロ
- 45歳で人生初の筋トレ開始
- 甘党アラフィフ会社員・1児の母
レコーディングダイエットがうまくいかない…記録するだけで本当にやせるの?
最初に、レコーディングダイエットとは何か、確認しておきましょう。
レコーディングダイエットとは
- 毎日「体重」と「食べた物・量・時間」を記録するだけ
- カロリーや食べる物の制限、運動の義務付けは一切なし
とてもシンプルなダイエット方法です。
カンタンそうだけど…記録するだけで本当にやせられるの?
そう、それ。「記録するだけでやせる?なんで?」って思いますよね。
減量成功者である筆者の結論は…
「なんのために記録するのか」を理解して継続できれば、やせられます
「なんのために記録するのか」とは、つまり「記録する目的」ですね。
レコーディングダイエットがうまくいかない…思うように効果がでないのはなぜ?
このダイエット、実は記録する「だけ」ではやせません
ん?ドユコト?さっきと言ってることが違うじゃん
実は記録した「後」が肝心なんです。記録した後にすべきこと、それは…
記録した後、その記録から「食べグセ」をつかんで、意識的に変える
自分を太らせている「食べグセ」が何かを正しく把握して、それを改めるよう食事の内容や方法を変え、習慣化することで、おのずとやせられる、というのがこのダイエットの本質なんです。
ここを理解せずに、ただ記録しているだけでは、やせられませんよ。
食べグセって何?
食べグセの一例
- 毎朝パンとハムorウインナー(加工肉)
- 毎日ペットボトルのカフェオレを飲む
- 空腹でもないのにお菓子をパクリ
- 丼物をよく食べる
- 朝マック、昼とんかつ、夜ピザ&パスタ
- しばらく果物を食べていない
- 3日連続夕食は肉
- いつも似たようなものばかり食べている
- 寝る前にカップ麺を食べる
あなたの「食べグセ」はいかがですか?
上の例を見ていると、ぼんやりとは浮かんでくるかもしれませんね。
「いつ」「何を」「どの位」食べているのかを記録すると、「食べグセ」がはっきりとつかめる
ここで、158cm62kg、人生最大に太っていた時の、筆者の「食べグセ」と、それをなぜ、どう変えたか、例としてご紹介します。
Before
After
食事の記録から、脂質過多、特に乳製品を摂りすぎている傾向がわかったため
Before
After
脂質多めの、栄養のないお菓子ばかり、空腹でもないのに口寂しくてもぐもぐしていることが、記録から読み取れたため
Before
After
身体によかれと思っていたけれど、市販品は消化酵素が活きてないので腸活にイマイチ。むしろ糖分が多い上に液体なので吸収されやすく、太りやすいため
太る原因は、「不適切なタイミングに太るようなものを食べ過ぎているから」です。
内容、量、タイミング、問題のある「食べグセ」が変われば、必ずダイエットの効果は出る
食事の根本的な改善につながりますから、リバウンドだってしませんよ。
ダイエットを繰り返す、なんてことからは卒業したいですよね
では、ここまでの話を踏まえて「失敗する原因」を掘り下げてみましょう。
レコーディングダイエットがうまくいかない…失敗する原因5選
レコーディングダイエットに失敗する原因は、以下の5つです。
失敗する原因5選
- 記録しただけで満足している
- 太る食べグセの改善行動をしていない
- 記録するのをつい忘れてしまう
- 記録自体が正しくない
- 即効性を期待しすぎている
ひとつずつ、みていきましょう。
失敗の原因① 記録しただけで満足している
失敗の原因①
筆者もこれで、過去何度も失敗してきました(笑)
前章でお伝えしたとおり、レコーディングダイエットは、記録しただけではやせません。
記録から「食べグセ」に気がついて、食事の内容や摂り方を改めることで、はじめてやせられます。
もし「イマイチ効果は出てないけど、記録だけは続けている」というなら、その記録はお宝ですよ!
何が自分を太らせているか、1週間分を目安に眺めて、「食べグセ」をできるかぎり書き出しましょう!
食べグセを考えるヒント①
「何を食べた?」
何を食べた?
- 朝、昼、夕、間食 それぞれでよく食べていたものは?
- 毎日のように食べていたものは?
- 逆に全然食べていなかったものは?
- 肉と魚の比率は?
- 野菜の量は?特に緑の野菜は食べている?
- 間食の回数は(日・週)と内容は?
- よく食べる物の調理法は?
- 「まごはやさしいわ」は採れていた?
よく食べている物の糖質・脂質が高いと太りやすくさせ、栄養の偏りはやせにくくさせます。
調理法も、肉の場合なら「焼く」「揚げる」より「煮る」「蒸す」の方が、脂質が減ります。
「まごはやさしいわ」って何?
健康でキレイな体を作る和食材の頭文字で、1日の食事でバランスよく摂りたい食材です。
- ま:豆類
- ご:ごま・ナッツ類
- は:発酵食品
- や:野菜・果物
- さ:魚・貝
- し:きのこ類(しいたけ)
- い:いも類・穀類
- わ:海藻類(わかめ)
食べグセを考えるヒント②
「いつ」「どう」食べた?
いつ、どんなふうに食べた?
- 何時に食べていた?
- 何から食べた?
- よく噛んでいた?
- 空腹を感じてから食べた?
- 腹八分目でやめた?
- 1日の最後の食事は寝る何時間前?
ごはんや肉・魚より、野菜から食べると、太りにくいです。
早食いでよく噛まなかったり、いつも満腹まで食べていると、エネルギーが代謝にではなく消化に使われるため、やせにくくなります。
寝る前に食べると、消費されなかった糖や脂質は、そのまま脂肪へと変わり、太る原因になります。
それでもやっぱり自分では「太る食べグセ、よくわからない」という方は、周囲に助言を仰いでみましょう!
具体的には、こんな方法がありますよ。
- 家族や友人にダイエット宣言しているならば、「食べグセ」リストを見せて意見を聞いてみる
- TwitterなどのSNSで、ダイエット仲間を作って聞いてみる(匿名でも可能)
食べグセ、書き出せましたか?
「食べグセ」が書き出せたらさっそく、その中で特に「太ることにつながっていると思うもの」を変える行動をしましょう。
失敗の原因② 太る食べグセの改善行動をしていない
失敗の原因②
あと一歩です!非常にもったいないですね。
太る「食べグセ」に気がつけたならば、あとは食事の内容や摂り方を改めるだけです!
いっぱいあるの…何から変えればいい?
手始めに、次のようなことから始めてみましょう!
- 同じ種類のメニューや素材を連続・連日で食べない
- 連日で間食しない
- 空腹を感じてから、よく噛んで、腹八分目で食べる
- 夜、少し空腹を感じる位でベッドに入る
失敗の原因③ 記録するのをつい忘れてしまう
失敗の原因③
記録自体はスキマ時間で、数分あればできます。
ただ、仕事に家事に育児に介護・・・みなさん、あれこれ忙しいですよね。
後回しにして忘れないよう、生活の一部にしたいですね
筆者も「フルタイムで働くお母さん」、割と忙しい部類の人間だという自覚があるうえに、人一倍めんどくさがりで根性なしです(苦笑)。
それでも続いているのは、継続には根性は不要で、以下の2つを対策したからだと考えます。
記録を習慣化するために「いつやるか決める」「手間を排除する」
このあたりのくわしい対策は、以下の記事で解説しています。
失敗の原因④ 記録自体が正しくない
失敗の原因④
「寝る前に食べたお菓子は記録しない」とか「増えた体重は認めたくないから前日と同数値で」と、正しく記録していないケースです。
痛いほど気持ちわかる!
食べ過ぎをありのまま受け止める作業は、苦痛ですよね。
でも、記録している意味自体なくなる行為です。
いつまで経っても、変えるべき「食べグセ」が、記録から見えてこないことになります。
食べ過ぎた時や、ジャンクフードを食べた時こそ、ありのままを記録しましょう
「あぁこんなに食べちゃった」「間食、我慢できなかったな」と、つい自分を責めてしまいがち。
でもそこはむしろ、ちゃんと記録して、向き合って受け止めた自分をほめてあげてください。
ただ、事実として受け止めればいいんです。
「食べグセ」を受け止めて改善した先にこそ、ダイエットの成功がありますから。
それに、食べ過ぎた後の調整こそ大事ですよ
脂っこいものやお菓子を食べ過ぎた翌日は、ヘルシーなものを控えめに戴き、数日かけて調整しましょう。
数日で調整する考え方は、食べることを楽しみながら減量・維持し続けるのに、とても大事です。
でないと、お祝い事や旅行、会食でも、食事をすることにビクビクしなければならなくなりますから。
失敗の原因⑤ 即効性を期待しすぎ
失敗の原因⑤
記録して、「食べグセ」分析して、食生活も変えて、はい1週間経ちました。
「結果出ないよ~」と言ってませんか?
焦らないでください。
食事の内容や量を見直した効果は、数週間~1ヶ月位かけて少しずつ出てきます。
とはいえ、早く効果が出たらうれしいですよね
なにかいい方法、あるの?
実はあります。
筆者が試して、とても有効だった方法が。
レコーディングダイエットの解説をしている他サイトでは見かけない、「とっておきの秘策」です。
レコーディングダイエット 失敗の原因がわかったらあとは対策するだけ!
この記事では、以下をお伝えしてきました。
- 食事を記録するだけでやせる、は「半分本当」
- 思うように効果が出ないのは「記録の分析」と「行動の見直し」が足りないから
- 失敗の原因5選
失敗する原因5選
- 記録しただけで満足している
- 太る食べグセの改善行動をしていない
- 記録するのをつい忘れてしまう
- 記録自体が正しくない
- 即効性を期待しすぎている
思い当る原因に、さっそく対策していきましょう!
実は、1週間もあれば、自分を太らせている「食べグセ」はつかめてきます。
あとはそれを変えるだけですから、どうしても面倒で続かないのであれば、極論、1週間で記録をやめるのもアリです。
でも、食事への意識をキープする意味でも、ぜひ続けたいですね
「食べグセ」は長年かけて自分の中に定着しているので、意識して変えようとしないと変えられません。
記録をとることで、食べた物や食べ方に自然と意識が向くようになります。
また、変えた効果が体重にどう反映されるのかの経過の確認も、継続していればこそできますよ。
ぜひ、続けてみましょう!
続けるコツを教えて!
あなたのダイエットが、うまくいきますように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。